津島毛織工業組合
  ウールの豆知識  
ウール製品・日常の手入法
●一日着たら、一日休ませましょう。
ウールは、「呼吸する繊維」。湿気を吸ったり吐いたりしています。一日着たあとは、ハンガーにかけて、吸い取った湿気を発散させてあげましょう。1週間に1度くらいは、かげ干しするといいですね。
●ブラシはマメにかけましょう。
ふだんのちょっとした汚れやホコリは放っておかないこと。ホコリなどがついたままプレスすると、シャキッと仕上がらず、布地をいためる原因にもなります。
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●シワが伸びる、ウールの入浴。
ウールのひどいシワには、入浴後のお風呂場が一番。一晩つるしておけば、蒸気がシワをのばしてくれます。後で風通しのいい所でかげ干しにして乾かせば、ウールは元気を回復します。
●ポケットの物はすぐ出すクセを。
ポケットに物を入れっぱなしにしていませんか。服の形がくずれてしまいます。外出から帰ったらすぐにポケットの物を出すクセをつけましょう。
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●ハンガーにかけて保管しましょう。
たたんでおくと、シワになる場合があります。できるだけ、ハンガーにかけてしまいましょう。
●虫やカビの予防をお忘れなく。
ウールが虫に食べられないように、しまう時は防虫剤を入れます。湿気を取るための乾燥剤も入れるといいですね。
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●ウールは湿気が苦手です。
保管場所は風通しが良く、湿気の少ない場所を選びましょう。
●しまう時の3つのポイント。
1.よく乾かす。2.シミの汚れはきちんと取る。3.シワになりにくいように上手にたたみ、何枚も重ねない。また、保管する容器はなるべく金属性のものを。
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ウール119番
■119番-その.1 アイスクリーム
乾燥後、爪ブラシか歯ブラシでこすらず、つつくようにはねのけます。この後、洗剤液をつけたブラシでたたき、水で絞ったタオルで拭きます。
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■119番-その.3 果実汁
ついて間もない場合は、水またはぬるま湯をふくませた布で拭きます。シミになった時は、牛乳などの場合と同じように、洗剤液を使って拭きとります。
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■119番-その.5 酒・ウィスキー・香水
まず、こぼした上に塩をのせ、それを柔らかなブラシではき取ります。次に、スポンジに水か、洗剤液やアルコールをふくませて拭きます。
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■119番-その.2 コーヒー・紅茶
大急ぎで、水で固く絞ったタオルで拭きます。ミルクが入っている場合には、薄い洗剤液で。古くなったシミは、レモン片か酢で拭くと効果的です。
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■119番-その.4 牛乳・乳製品
まず、お湯をふくませた布で軽く拭き、その後、残った脂肪分を洗剤液で拭きます。それでもシミが残るようなら、アルコールかドライクリーニングで。
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■119番-その.6 カビ・泥ハネ
乾かしてから、ブラシではらい、場合によっては掃除機のすき間用ノズルで取ります。その後は、洗剤やアルコールで完全に取り除いておきましょう。

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