| 1.水をはじき、湿気を吸収する |
| ウールの衣服は小雨をはじき、汗をかいてもサラッとしています。これは、ウールの表面の膜が水をはじき、ごく細かい孔が湿気を通すためです。また、スケールも湿気により開閉して湿気の吸収・放出を繰り返しています。 |
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| 2.冬暖かく、夏涼しい |
| 縮れ(クリンプ)があるため、ウールは体積の60%もの空気を含みます。この優れた断熱材が外気の暑さ・寒さを遮断します。 |
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| 3.型くずれしにくい |
| ウールの衣服は着用後ハンガーに掛けておくだけで元のカタチに戻ります。これは、クリンプがウールに抜群の弾力性を与えているためです。伸長率は30%もあり、引き伸ばしてもすぐに元に戻ります。 |
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| 4.燃えにくい |
| ウールは火をつけても、すぐに焦げた黒球ができて燃えなくなります。髪の毛などと同じタンパク質でできているからです。 |
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| 5.染めやすく、色落ちしない |
| アミノ酸が19種類もあるのでどの染料にもなじみ、また吸湿性が高いため染料が充分に浸透します。 |
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| 6.汚れにくい |
| 水をはじくので、汗による汚れがなかなか付着しません。また常に適度な湿気を含んでいるので静電気がおきにくく、ほこりがつきにくい性質があります。 |
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| 7.フェルト化する |
| 衣料やピアノなどに幅広く使われているフェルトです。これはスケールを絡ませて、ウールの目をつまらせ、硬い弾力性をもたせたものです。 |
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