18世紀の初めに始まったといわれるこのまつりの特徴は、何と言ってもその山車。

七切、向島、今市場、神守の4地区から絢爛豪華な山車16台が、津島のまちに賑やかに繰り出されます。
どの山車も数百年の歴史があり、津島の大切な文化財でもあります。

それらの山車の中でも、ひときわ目を引くのが、カラクリ人形です。秋空の下、津島囃子にのって動くカラクリ人形は変幻自在、その美しさは見る人を幻想の世界へと誘います。

紙吹雪をまくもの、文字を書くもの、空に飛ぶものなどなど･･･。
それらの迫真の演技は観衆を魅了し、陶酔させてゆくのです。そして華麗な山車の間をぬうように、威勢よく鉦や太鼓を打ち鳴らしながらまちを練り歩く、「石採祭車」や、ばちさばきが鮮やかな笛・太鼓・付太鼓の「神楽」も見逃すことができません。